令和3年5月8日(土)矢吹正徳氏(元日本教育新聞社取締役編集局長、公益財団法人理想教育財団理事)を講師として招き、オンライン広報紙づくり講習会が開催された。
さいたま市PTA協議会・広報情報委員会の委員が所属する単会の広報委員を対象とし、総勢25人が参加した。
「広報紙とは何なのか?広報紙はPTA活動のバロメーター」
最初に広報紙の役割、PTA活動との関連性について説明があった。広報紙づくりに参画することは社会性的な意義がある。広報紙が盛んに発行されている学校ではPTA活動も活発に行われている事が多く、学校とPTAの特性がよく表れているという。年に3回程度の発行回数が一般的だが、中には毎週発行される紙面もあったそうだ。
「4つの力」
広報紙づくりはフロントの力・企画の力・見出しの力・レイアウトの力4つの力で成り立っている。フロントについては実際に他校の見本紙面を例に、参加者がどのように感じたか意見交換が行われた。見本紙面はそれぞれが特徴的で、写真を大きく使ったものや、見出し・目次の工夫で見やすくしているもの、情報量をたっぷり詰め込んだものなど様々であった。企画については各参加者から意見を持ち寄った。どの企画も学校の特色を活かしたり、今注目の話題であったり、興味深いものであった。見出し・レイアウトについては一般紙を例に、記事や写真の配置など実践的な解説であった。
「紙面づくりは仲間づくり」
矢吹講師は、「広報紙は社会・学校・地域・家庭を結びつけるツールだ」と話した。そして、「広報紙づくりは仲間をつくるための活動である」と。学校の情報や、困り事について仲間と共有し、より良いPTA活動を持続するためのたくさんのヒントを得ることができた。
今回の講習会は、初の試みのオンライン開催だったが、一人一人が講義に集中し、有意義な学びの場となった。講習会の様子を収めた動画は、さいたま市PTA協議会のホームページにて期間限定で単会広報委員向けに公開された。(現在は公開終了している。)