令和7年度「役員セミナー」を開催いたしました(9/16)

令和7年度「役員セミナー」を開催いたしました(9/16)

 2025年9月16日、さいたま市PTA協議会主催のPTA役員向けセミナーが開催されました。PTA活動の意義や広報の工夫、地域とのつながりまで、幅広いテーマで事例が共有されました。

 最初に登壇したのは、さいたま市PTA協議会の和田洋樹会長。「PTAについて」と題し、ご自身の経験を交えて、PTAの役割が時代とともに変化してきたことを語られました。「結局はPTAはボランティア。役員自身も無理なら無理と言える雰囲気づくりが大切」という言葉が印象に残りました。


「PTAについて」
さいたま市PTA協議会 会長和田洋樹
公式YouTubeチャンネルで動画公開中

 続いて、さいたま市教育委員会生涯学習振興課から「コミュニティ・スクールについて」の講演がありました。学校、保護者、地域が協力して子どもを育む仕組みや具体的な事例が紹介され、コミュニティ・スクールとして協働する意義を改めて実感できました。

 事例発表では、まず与野東中学校PTAが登場。「PTAのスタイルに合わせた広報の形」と題し、広報コンクール最優秀賞を受賞した活動内容を紹介しました。特に紙面の写真の切り取り方が印象的で、「好きで作っている」という思いが伝わる素敵な広報紙でした。次に、大宮南小学校PTAがWEB部門最優秀賞の取り組みを発表。紙からWEBへの切り替えの工夫や成功事例を共有し、特に登校時の混雑やマナー改善のために制作した動画が注目を集めました。どちらの事例も、自分たちらしさを大切にし、楽しみながら活動している様子が伝わりました。


「PTA広報歴8年の担当が語る、PTAのスタイルに合わせた広報の形」
令和6年度広報コンクール最優秀賞受賞校
与野東中学校
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「PTA広報の実践とその意義」
令和6年度広報コンクールWEB部門最優秀賞受賞校 大宮南小学校
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 最後に、千葉県PTA連絡協議会前会長の濱詰大介さんが特別講演を行いました。「八街の通学路でおこったトラック事故を経て〜PTAの存在意義とスケールメリット」と題し、事故後わずか2か月でガードレール設置が実現した経緯を紹介。「PTAの存在意義はもしもの時、困った時に助けになる組織程度で良い」という言葉は、深く響きました。


特別講演 「八街の通学路でおこったトラック事故を経て ~PTAの存在意義とスケールメリット」
千葉県PTA連絡協議会前会長(千葉市立朝陽小学校元PTA会長) 濱詰 大介 様
公式YouTubeチャンネルで動画公開中

 今回のセミナーを通じて共通して感じられたのは、「活動を楽しむこと」の大切さです。堅苦しく考えるのではなく、気楽に取り組むことで長く続けられる――そんな前向きな気づきを得られる時間となりました。